皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕は100種類以上のゲーミングデバイスや
ガジェット関係を使用して
レビューしているスズミチと申します。
今回は2022年4月1日に
YAMAHA(ヤマハ)から発売された
AG03MK2ブラックを使用したので
そのレビューをしていきたいと思います。
先に結論!
・個人配信レベルであれば音質はかなりいい
(使うマイクや楽器にもよるが…)
・楽器を使ったライブ配信から
ゲーム配信などにオススメ
・PCやiOSアプリでイコライザ設定ができて便利
・直観的な操作と接続方法が多彩
・持ち運びは若干大きいので不向き
・iPhone(lightning端子)で配信をした人には
別売りでUSB 3カメラアダプタが必要
先にざっくり結論を書きました。
詳細は下記目次の感想に記載しています。
YAMAHA AG03MK2について
AG03MK2とはYAMAHA(ヤマハ)から
2022年4月1日に発売された
ライブストリーミングミキサーになります。
AG03MK2はライブ配信アプリや
(ふわっちやPocochaやShowroomなど)
PCでOBS等のソフトを使う際に
マイクや楽器、ヘッドホン(ヘッドセット)等の
音量、音質調整が行えるミキサーです。
主な特長は下記の通りです。
①多種多様な接続方法
様々な入力端子があり、
各楽器やPC、音楽機器等の
接続が可能です。
またPCからのBGMなどの音楽を、
一度ミキサーで調整して
再度PCに送ることも可能です。
その他、別の機器の音を
PCに飛ばすことができたり、
スマホ、PC等で2つのアプリで
同時に配信することも可能です。
②直感的で即応性の高い音声コントロール
ミキサーの形をしているAG03MK2は、
色々な操作ノブや差込口がついていて
配信中のマイク音量調整やミュートなど
直感的に操作することが可能とします。
また別売りのフットスイッチを接続すれば
リバーブやマイクミュートの切り替えを
足元で操作することも可能です。
③種類豊富の入力端子とLoopback機能
コンデンサーマイクや、ギター(Hi-Z)、
キーボードでのライン接続で楽器の音も
一緒に出すことができたり
スマホ用のAUX※が搭載されているので
3.5mmジャックの接続で
MP3などの音楽再生機器の音楽を
配信音に加えることも可能です。
※4極ミニ入出力(TRRS)端子
その他にも
Loopback(ループバック)モードにすれば
USBで接続された機器からの
音を配信音に加えることも可能です。
※ちなみにマイク接続はXLRタイプと
3.5mmや6.3mmのようなフォンタイプの
マイク入力は可能ですが、
USB接続タイプのマイクは非対応です。
④パワーアップした内部回路による音質向上
旧モデルと比べ
機器への接続はUSB Type C端子になり
転送と電力供給性能が安定して、
内部回路の改善を行なったことで
音質が向上し、
さらにレベルの高い配信が可能です。
⑤マイクやギター音質を作れるDSPエフェクト
AG03MK2には、
音量を整えるコンプレッサー(COMP)
音域ごとにバランスを調整する
イコライザー(EQ)
響きを付与するリバーブ(REVERB)
ギターアンプを再現する
アンプシミュレーター(AMP SIM)が
搭載されているので
自分の好みのマイク音質やギター音質を
作ることもできます!
アンプシュレーターが内蔵しているので
間に歪系のエフェクターが中間にいらず
製品単体で歪みのある
エレキサウンドを出すことができます。
※録った音を後編集処理を施す場合には、
上記のエフェクトを一旦オフにして
録音に臨むことも可能です。
⑥専用のPCソフト、スマホアプリのAG Controller
WindowsやMac、iOSから④の
DSP音声処理を簡単にアプリ内で
細かく確認・設定することができます。
また専用ソフト、アプリのAG Controllerでは
簡単に音質の調整ができるSimpleと
一つ一つ音を細かく調整ができるDetailの
2つのモードがあります。
⑦別売りのマイクスタンドやモバイルバッテリーで給電も可能
YAMAHA別売りの
組み合わせることでマイクスタンドにも
AG03MK2を設置することも可能です。
またDC 5V 900 mA以上対応の
モバイルバッテリーと組み合わせて使えば
場所を問わず安定した配信が可能です。
⑧バンドルソフトウェアCubase AIとWaveLab Castなど
音楽制作のためのCubase AIや
配信音声制作・編集に最適なWaveLab Castの
2つのソフトウェアがバンドルされています。
その他にもiOSアプリとして
Rec’n’Share (Yamaha)や
Cubasis LE (Steinberg) にも
対応しているので音声コンテンツ制作を
強力にサポートされています。
⑨その他
不明点があれば
メーカーサイトを見てみてください。
スペック
旧モデルとのざっくり比較
旧モデルAG03から
今回紹介のAG03MK2で
何か変わったのかを
下記にざっくりまとめました。
YAMAHA AG03MK2の開封と外観
↓外観です。
↓ウラ面です。
↓中身はこんな感じです。
内容物
・本体
・接続用ケーブル約1.5m(USB Type C – A)
・説明書
・ソフト・アプリのダウンロード紹介
外観
外観をみてみましょう!
↓AG03MK2本体
↓本体上部の上
↑上部は各機材の差込口があります。
↓本体上部の下
↑下部は音量調整や音質調整などができる
↓本体先端部分
↑電源ケーブル差込口とPCやiPhoneの
接続口はUSB Type Cになります。
※Type CのためPC接続時には電源は
直接USB2.0ポートで供給されます。
↓本体右側
↓本体左側
↓本体底面
↓付属の電源ケーブルは
USB Type C – USB Type Aになります。
↓重量を測ったら766gでした。
↓その他にダウンロードガイドがあります。
↑左:CUBASIS LE
↑中:WAVELAB CAST
※ダウンロードコード付き
↑右:CUBASE AI
※ダウンロードコード付き
設置をしてみた
↓接続部分をざっくり説明。
※FOOT SWはYAMAHA専用の
フットスイッチの端子なので説明は割愛
↓電源ケーブルを接続をして
スイッチを押すと電源が入ります。
↓その他の接続例を再度記載します。
↓Loopback機能
↓左:配信機器や外部機器からBGMや効果音を取り入れる
↓右:外部の楽器のライン音声を配信に加える
↑左:メイン配信機とは別の通信機器をつないで、
ボイスチャット音を加える
↑右:メイン機で配信している内容を
サブ機でミラー配信する
AG Controllerを使ってみた
インストールするとマイクや楽器の
音質調整をすることができます。
ちなみに音質調整ができるのは
コンプレッサー、イコライザー
リバーブ、アンプシュミレーターの4つを
自分好みに設定することが可能です。
■PC専用ソフト
■iOSアプリ
モードはSimpleとDetailの2つあり
細かく設定したい人はDetailモードが
オススメです。
↓左:Simpleモード
↑右3つ:Detailモード
↓〇の箇所を選べばプリセットもあり
自分好みの音を作ることができます。
↓USB Type C-ライトニングケーブルのみだと
AG03MK2をiPhoneでは認識してくれません
(スズミチ調べ)
↓iPhoneやiPadでAG03を接続して
配信をしたい人は別に、
必要になります。
感想-スズミチ切り!-
よかった!
・使う機材にもよるが音質はいい
・PCやiOSアプリでイコライザ設定ができる
・直観的に操作ができて使いやすい
・接続方法が多彩で使い勝手がいい
・ゲーム配信の他、
弾き語りのライブ配信にも音質がいい
少し思うところ
・持ち運びには不向き
・iPhone(lightning端子)で
接続するのはやや使いにくい
感想は上記の通りです。
音質面
1人のライバー、ゲーム配信者、
ミュージシャンの弾き語り配信等
個人の配信者レベルであれば
充分に綺麗な音を出すことができます!
※マイクや楽器、シールドなどの
機材のレベルにもよりますが…
また専用ソフトやアプリにて
イコライザ設定ができるので
自分好みの音を作れて
満足のいくサウンドが作れました。
ちなみに僕はギターやキーボードでの
弾き語り配信で使ってみましたが
ギターのLINE音は若干するものの、
ゲインコントロールやイコライザ設定で
ある程度音をいじれるので個人的には
かなり満足したサウンドを作れています。
機能面
ゲインや音量コントロール、リバーブや
コンプ、ミュートスイッチなど
直観的に操作ができて配信前、配信中と
使い勝手がすごくよかったです。
また接続方法も多く、
モニターに音を送ったり、
個人的にはAUXの入手力端子が
付いているのがかなりよかったです。
使いごごち
上記機能面でも触れましたが
直観的に操作はしやすいので
基本的な使いごごちは問題ありませんが
配信機材としてはやや大きいので
持ち運びには不向きかな…と感じます。
一応、モバイルバッテリーで5Vあれば
外出先で電源がなくても
使用することもできなくはないですが
持ち運び前提で
ライブミキサーを使いたいのであれば
軽くて小さいのでオススメです。
またiPhoneやiPad(lightning端子)のみで
配信をしたい人には接続がやや面倒です。
AG03MK2単体では
iPhoneに接続することができず
別途必要になり、
配線が若干ゴチャゴチャします笑。
それでもiPhone単体で配信するよりは
格段に音質が上がるので、
iPhone配信で音質を上げたい人には
かなりオススメです。
まとめ
直観的に操作がしやすく
色々な接続方法ができるので
ゲーム配信やラジオ配信の他、
楽器などを使ったライブ配信を
するのにも使いやすかったです。
デスク備え付けでがっつり使う機器なので
持ち運びをして色々使いたい人には
使いやすいかな…と
両方使ってみて感じました。
また、なにかあれば追記します!
ひとまずレビュー終わり!