どうも!スズミチです!
最近のワイヤレスヘッドホン市場の進化は凄まじく
特に1万円以下の価格帯で、ノイズキャンセリング(ANC)も
音質もバッテリーも充分すぎるクオリティのものが多く販売されています。
そんな中、コスパの高さで定評のあるオーディオメーカー
EarFun(イヤーファン)から販売されている
ワイヤレスヘッドホンEarFun Tune Proを使ってみました。
先に結論!
✅ デュアルダイナミックドライバーを搭載で
低音域を含めたサウンド
✅ドンシャリサウンドでコスパがいい
✅ バッテリー持ちがいい
✅ ワイヤレスだけでなく、USB-CやAUXでの有線接続も活用できる
✅ マルチポイント対応で2機器使う人には便利!
⚠️ デザインがチープで他社製と作りが同じような…
⚠️ 個人的には側圧が若干強めなのでヘッドホンを
長時間付け慣れていない人は注意が必要
まずは結論から書きました。
詳細は下記の感想に書いてあります。
EarFunとは?
EarFunは中国の深圳(シンセン)に本社を置くオーディオブランドで
ワイヤレスイヤホン、ヘッドホン、ポータブルスピーカーなどを
世界40カ国以上に販売している会社です。
中国の深圳は「中国のシリコンバレー」と呼ばれるような会社で
ガジェット関係に限らず、新興企業が数多く誕生している地域で
コスト破壊を起こすようなブランドも数多く存在します!
EarFun Tune Proの特長
今回のEarFun Tune Proの特長をまとめました。
①ハイレゾ認証済みのデュアルダイナミックドライバー
高品質40mm径PET複合膜ドライバーと
10mm径LCP高分子材料ドライバーを組み合わせ
力強い低音から透明感のある繊細な高音まで、
バランス良く高解像度に音を表現しています。
②最大45dBの強力なハイブリッド式ANC
ハイブリッド式ノイズキャンセリング技術により、
最大で45dBのノイズを低減可能です。
飛行機や地下鉄といった騒がしい環境でも、
周りの音を低減してくれます。
③最大120時間連続再生の超ロングバッテリー
1100mAhの大容量バッテリーと省電力設計により、
ANC OFF時で最大120時間、ANC ON時でも最大80時間の
連続再生時間ができます。
④複数接続対応(USB-C/AUX対応の有線ハイレゾ)
Bluetooth接続(SBC/AAC)だけでなく、
USB Type C、3.5mm AUXを使った有線接続にも対応していて
3.5mm AUX接続であればハイレゾ音源も楽しめます。
⑤マルチポイント接続&最新Bluetooth 5.4対応
Bluetooth 5.4に対応し接続の安定性があり
最大2台のデバイスに同時接続できる
マルチポイント機能に対応しているため、
PCでの作業中にスマホの着信などスムーズに切り替えができます。
⑥AI技術搭載のクリアな通話品質
計5つの高性能マイクを内蔵し、
最新のAIノイズキャンセリング技術に対応しています。
⑦専用アプリでイコライザ設定、シアターモード、ゲームモード搭載
専用アプリEarFun Audioを使えば
マルチバンドイコライザーがあり
自分好みの音質にチューニングすることも可能です。
また立体的な3Dサラウンド技術を採用したシアターモードや
低遅延でゲームを楽しめるゲームモードもアプリから利用可能です。
スペック(EarFun Tune Proの商品情報)
EarFun Tune Proの主要なスペック情報をまとめました。
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
| 対応コーデック | SBC, AAC ※AUX接続のみハイレゾ対応 |
| ドライバー | 40mm+10mm ダブル複合膜ドライバー |
| ANC性能 | 最大-45dB (ハイブリッド式) |
| マイク | あり(5基) |
| 連続再生時間 | ANC OFF: 最大120時間 / ANC ON: 最大80時間 |
| バッテリー容量 | 1100mAh |
| 充電時間 | 約3時間 (10分充電で15時間再生の急速充電対応) |
| 有線接続 | USB Type-C & 3.5mm AUX |
| 機能 | マルチポイント、ゲームモード、シアターモード |
| 重量 (本体のみ) | 289.5g |
EarFun Tune Proの開封と外観チェック
外観
外観はオーソドックスでシンプルなデザインです。
カラーバリエーションはブラックのみ。

裏面です。

内容物
中身はシンプルながら、必要なものが揃っています。

- EarFun Tune Pro ヘッドホン本体
- 充電用 USB Type-C ケーブル (有線接続兼用)
- 3.5mm AUXオーディオケーブル
- 取扱説明書など
ヘッドホンの各アングル
イヤーカップも90度回転できるので持ち運びしやすいです。

ヘッド部分です。
クッション性があり付けごごちもいいです。

本体は折りたたみ可能で、
ハウジング部分は若干ひんやり感があります。

EarFun Tune Proを使ってみた!【使い心地・音質・ノイキャン】
EarFun Tune Proを使ってみました。
使い心地(装着感と重さ)
イヤーパッドはふかふかのイヤーパッドで装着感が良く
側圧がいい感じの強さで密閉度と安定性があります。
これにより音漏れはほとんど気にならない印象でありますが
個人的にはワイヤレスヘッドホンを付け慣れていないので
長時間の使用で若干、耳や頭が痛いかな…と思います。
音質
自分が感じた音質面のイメージ
- 低域:力強く迫力があります。
- 中域:埋もれずボーカルラインが前に出てきます
- 高域:透明感があり綺麗ですが、若干の強さを感じる
音の分離が良くデュアルドライバーの良さ感じます。
Tune ProはUSB接続、ワイヤレス接続では
LDACが非対応(SBC/AACのみ)ですが
AUX接続ではハイレゾ対応しているので、
音質や使用方法に合わせて接続が方法が選べます!
動作の感じ(ノイキャン・外音取り込み・遅延)
強力ノイキャンと優秀な外音取り込み
ノイズキャンセリング効果は比較的良好かと。
最大45dBカットというスペック通り、
周りの音をいい感じにカットしてくれます。
通話品質と低遅延モード
通話品質は、計5基のマイクと
AI技術でクリアな通話が可能ですが、
風切音には弱いので外で使うには注意が必要です。
通常使用での遅延について気になりませんが、
専用アプリでゲームモード(低遅延モード)もできるので
カジュアルなゲームぐらいなら問題なくプレイ可能です。
専用アプリ「EarFun Audio」を使ってみた
EarFunの専用アプリEarFun Audioを使えば、
より自分好みにカスタマイズできます。
■Android
An easy-to-control app for EarFun wireless earbuds and audio…
■iOS
アプリをダウンロードして接続します。
各種アプリで設定が可能です。

アプリでできること
- 各種コントロール
ノーマル、外音取込、風ノイズキャンセル、
快適なノイズキャンセル、ディープANCモード - イコライザー設定
プリセットの他に10バンドのカスタムイコライザーや
聴力テストに基づく適応イコライザも使えます - モード切り替え
ゲームモード、シアターモードのON/OFF - キーカスタマイズ
物理ボタンの操作割り当てを変更可能です - その他
バッテリー残量確認、音声ガイダンス設定、
自動電源オフ設定などができます。
↓イコライザ設定の各種画面。

↓キーカスタマイズ画面

感想-スズミチ切り!-
EarFun Tune Proの僕が感じた点を
忖度なくまとめていきます!
【よかった!】
- デュアルドライバーによる迫力あるサウンド
- バッテリー持ちがいい
- ノイキャンの物理スイッチが独立している
- USB、AUX、Bluetoothと接続方法が豊富で
AUXではハイレゾ対応 - マルチポイント、ゲームモードと機能が豊富
【少し思うところ】
- ケースが付属しない
- デザインはシンプルというか
他社製と作りが同じような… - 装着感が若干タイトでヘッドホンを
付け慣れていない人は
長時間付けていると疲れるかも
▼音質
力強いサウンドでドライバーも
大きいものを積んでいるので低音の迫力があり、
中高音が埋もれることもなく、ボーカルも声も聴きやすいです。
全体的にバランスが良く、長時間聴いていても
耳も疲れにくい音作りだと感じました。
アプリでEQで自分好みに調整できるので
普段自分が聴くジャンルなどに合わせて設定できます。
またAUX接続ではハイレゾ対応しているので
自分の使用環境や音質によって接続方法を選べるので便利でした。
個人的に…Bluetooth対応コーデックがSBCとAACで
ハイレゾ再生には非力な形式なので
ヘタにワイヤレス対応してなく好感が持てます笑。
▼使用感
ふかふかのイヤーパッドで装着感が良いです。
ノイズキャンセリング性能も十分で、
外音をいい感じにカットしてくれます。
また側圧も適度で着けていても外れにくく扱いやすいです。
▼動作の感じ
Bluetooth接続は安定しており、
動画視聴時の遅延もほぼ気になりません。
スマホとPCを同時に接続できるマルチポイントもあり
切り替えの手間がなくて便利です。
物理スイッチの操作の反応も良く、
右側に充電用USB-C端子、
電源ボタン、音量ボタン、3.5mmジャック、
左側にANCボタンが配置されていて
電源ボタンとノイキャンボタンが独立しているおかげで、
操作時の押し間違いがなく地味にいいポイントです。
▼少し思う
装着感として外れにくい側圧ではありますが
普段ヘッドホンを長時間つけ慣れていない人は
時間とともに耳や頭が痛くなりそうな側圧とも感じました。
またヘッドホン本体の性能に
コストを全振りしているので仕方ない部分ですが
デザインが他社製とほぼ同じでロゴだけ違う形状や
ケースが付属していない点など
コストダウンをしているところが見受けられますので
全部が欲しい人にはオススメできません。
比較してみた (TRUEFREE HF-10)
値段が同じくらいのTRUEFREE HF-10と比べてみました。
大きさはほぼほぼ同じです。

形状もほぼほぼ同じです。

てか、工場同じところで作っているんでしょうか…。
外観の仕様が同じですがEarFun Tune Proの方が288gと
TRUEFREE HF-10より+39gと重いです。

使ってみた感じEarFun Tune Proの方が重い理由としては
サウンド面でEarFun Tune Proの方が低音以外もクリアに音が鳴り、
全体の細かい音が聴こえる印象です。
しかしながら値段が+3,000円程度高いので、
比較対象としては変ではありますので
サウンドへのこだわりや、コスト面、重量などで
自分好みのヘッドホンを選ぶのがオススメです。
まとめ:EarFun Tune Proは買って得する、進化した「全部入り」ヘッドホン!
デュアルドライバーによる迫力のあるサウンドで
複数の接続方法、バッテリー持ちのいい
Bluetoothヘッドホンでした。
外でも家の中でも迫力のあるサウンドがほしい人にオススメです。
ではでは。


