先に結論!「Keychron K2 HE」はこんなキーボードだった
✅コスパがいい万能キーボード
✅ラピッドトリガー対応でガチのFPSゲームも余裕でこなせる
✅2.4GHz/Bluetoothの無線接続が快適すぎる
✅スコスコと心地よいGateron磁気スイッチの打鍵感が最高
ゲームでも仕事でもタイピングが捗る
✅MacとWindowsをシームレスに切り替えられる便利
✅Webベースの専用ソフトでカスタマイズ性も十分
⚠️フレームの質感など、超高級機と比べるとコストを抑えている感じ
⚠️Webベースの専用ソフトは好みが分かれる
Keychron K2 HE の主な特徴
Keychron K2 HEは75%レイアウトを採用した
ワイヤレス・カスタム・メカニカルキーボードです。
Keychron K2 HEの特徴は、最新のゲーミング機能と、
Keychronが培ってきた卓越した実用性を両立している点にあります。
①Gateron製 二重レール磁気スイッチ
ダブルレール構造と特別な潤滑処理をしており
安定性と滑らかさのあるスイッチが特徴で
物理接点のない磁気スイッチにより、
1億5,000回以上の打鍵耐久性があります。

②ラピッドトリガー(RT)対応
キーを離した瞬間にリセットされる超高速応答のラピッドトリガーにも対応していて
0.1mm〜2.5mmの間で自分好みのキーリセットの設定をすることができるので
FPSゲームでのキャラクターコントロール精度が劇的に向上できます。
③0.1mm単位で調整可能な作動範囲
反応するキーの深さを0.2mm〜3.8mmの間で自由に設定可能で
プロファイルで複数設定を登録することができるので
ゲームにも仕事にも最適化できます。
④有線接続と2.4GHz & Bluetooth 5.2ワイヤレス接続
有線接続に加え、低遅延の2.4GHz接続と、
Bluetooth 5.2接続を搭載しているキーボードで
最大3台までデバイスに同時接続が可能です。
⑤Mac & Windows 両対応
横面に付いている物理スイッチで
Mac、Windowsとレイアウトの切り替え可能です。
⑥専用ソフトでカスタマイズ
Webベースの専用ソフトのKeychron Launcherで
上記のキー設定を変更したり、感度やラピッドトリガーの設定、
ライティング設定などをすることができます。
Keychron Launcher can give you endless possibilities for key…
Keychron(キークロン)について
Keychron(キークロン)について少し解説します。
Keychronは2017年に香港で設立された比較的新しいキーボードメーカーで
高品質なワイヤレス・メカニカルキーボードを、
非常に高いコストパフォーマンスで提供することで世界中のファンを増やしてきました。
Macユーザー向けの製品が多いのも特徴で、
僕のようなApple製品とWindows PCを併用するユーザーにとっては使いやすく
デザイン性と機能性を両立させた製品作りのブランドの一つです。
もはや常識?「磁気スイッチ」と「ラピッドトリガー」の話
このキーボードを語る上で欠かせないのが、
「キースイッチ」です。少し詳しく解説します。
メカニカルスイッチの基本(赤軸・青軸・茶軸)
一般的なゲーミングキーボードには
「メカニカルスイッチ」が使われていて、
バネの力でキーを押し戻す仕組みです。代表的なのがこの3つ。
- 赤軸: スーッと入るクセのない押し心地。静かでスムーズなのでゲーマーに人気。
- 青軸: 「カチッ」という明確なクリック感と音が特徴。タイピングしてる感は一番ある。
- 茶軸: 赤軸と青軸の中間。軽いクリック感があり、ゲームにも普段使いにも万能。
- 銀軸(スピード軸): 赤軸をさらに高速反応にしたゲーマー向けのスイッチ。
安価なキーボードに多い「メンブレンスイッチ」
メンブレンスイッチは、安価なオフィス用キーボードやノートPCで主流の方式です。
ラバー製ドームを押し込んで入力するシンプルな構造で、「フカフカ」とした打鍵感が特徴です。
安価な反面、耐久性や反応速度、キーの同時押し性能がゲーミング向けではないため、
精密な操作が求められる場面では選ばれません。
Keychron K2 HEが採用する「磁気スイッチ」と「ラピッドトリガー」
一方、K2 HEが採用するのは、二重レール磁気スイッチで
これはキーの押し込み量を磁力の変化で検知する仕組みで
物理的な摩耗がありません。
だからこそ、1億回以上という驚異的な耐久性を誇ります。
そして磁気スイッチが可能にした革命的な機能が「ラピッドトリガー」です。
従来のキーボードは、キーを一番上まで戻さないと
次の入力ができませんでしたが、
ラピッドトリガーはキーを少しでも離す方向に動かせば、
その瞬間にキー入力がリセットされます。
これによりVALORANTのようなストッピング(立ち止まり)が重要な
FPSゲームでは使い勝手がよく操作性に優れています。
「Keychron K2 HE」のスペック
ここで、公式サイトの
スペック情報を確認しておきましょう。
| キーの数 | 87キー(日本語配列) |
|---|---|
| キースイッチ | Gateron 二重レール磁気スイッチ |
| フレーム素材 |
プラスチックフレーム+木 |
| キーキャップ素材 | ダブルショット+PBT |
| バックライト | North-facing RGB LED |
| バッテリー | 4000mAh |
| 接続 | 2.4GHz / Bluetooth 5.2 / USB Type-C有線 |
| ポーリングレート | 1000Hz (2.4GHz/有線) / 90Hz (Bluetooth 5.1) |
| ラピッドトリガー | 対応(0.1-2.5mmの範囲で感度設定可能) |
| アクチュエーションポイント | 対応(0.2-3.8mmの範囲で感度設定可能) |
| サイズ | 320mm x 126mm x 41mm ※スズミチ調べ |
| 重量 | 約950g ※スズミチ調べ |
開封と外観
それでは、早速開封していきましょう!
▼パッケージ
表面。シンプルなパッケージです。

裏面

▼開封&付属品

内容物は以下の通り。
- キーボード本体
- USB Type C – Type A ケーブル
- 2.4GHzレシーバー
- Windows用交換キーキャップ
- キーキャッププラー
- スイッチプラー
- 説明書など
必要なものがしっかり揃っています。
Mac/Win両対応の姿勢が嬉しいですね。
▼キーボード本体(ホワイト)
今回レビューするホワイトモデルは、
清潔感があって非常に美しいです。

キーボード底面。
滑り止めが4か所、角度調整が3段階で出来ます。

角度調整が3段階

キーボード側面

左側面には、接続モード(BT/OFF/Cable)と
OS(Win/Mac)を切り替える物理スイッチ、
有線接続(充電用)のUSB Type C端子があり
直感的に操作できるので非常に便利です。

キーキャップはレトロな雰囲気もお洒落。
どんなデスクにもスッと馴染んでくれそうです。
フレームはプラスチック製ですが、安っぽさは感じません。
むしろ、ワイヤレスでの取り回しを考えると、
この軽さはメリットとも言えます。

実際に使ってみた感想
外観をチェックしたところで、Keychron K2 HEを
仕事とゲーム、両方で使い込んでみました。
▼ゲーム性能:ワイヤレスでも遅延なし!ラピッドトリガーが快適すぎる
まずはAPEX Legendsをプレイ。
接続は低遅延の2.4GHzモードを使用しました。
ワイヤレスで使う上での遅延などのデメリットは一切感じず
有線と変わらない感覚でプレイできました。
自分のデスクとしてはケーブルのありなしでのストレスは変わりませんが
ケーブルフリーにしたい人にはワイヤレスは便利です。
そしてラピッドトリガー。今度はVOLORANTをプレイ。
細かなキャラコンや、ストッピングも効果ありです!
一度この感覚に慣れてしまうとラピッドトリガー非対応の
キーボードには戻れない体になってしまいます笑。
▼仕事での使用感:打鍵音が心地よく、タイピングが捗る

次に文章の執筆で使ってみました。
Gateron磁気スイッチの打鍵感は、
非常に軽いニュアンスで滑らかなタイプです。
スコスコ、コトコトといった上品な音で、
タイピングしていて本当に気持ちがよく
長時間の作業でも疲れにくいです。
またキーキャップはダブルショットPBT製なので、
指触りがサラサラしていて心地よく、
長期間使ってもテカりにくいのが嬉しいポイントです。
キーボードデザインも75%レイアウトと、
マウススペースを確保しつつ
ファンクションキーや矢印キーが独立しているので、
作業効率が非常に高くて使いやすかったです。
専用ソフト「Keychron Launcher」を使ってみた
Keychron LauncherとWebで検索してキーボードを接続すれば
専用ソフトを使用することができます。
Keychron Launcher can give you endless possibilities for key…
K2 HEの各種設定は、Webベースのソフトウェア
Keychron Launcherで行います。
これはブラウザ上で動作するツールで、
PCにソフトをインストールする必要がないのが特徴です。

アクチュエーションポイントの変更や
ラピッドトリガーなどの自分好みの設定にすることができます。

HEモード:1つのキーで複数コマンドを設定することができる

キーマップ: 全てのキーの役割を自由に変更できる

ライティング設定: RGBバックライトのパターン、色、速度などを調整
※他社である、自分設定したい特定の色から特定の色に
色が変えられるような設定ができないようです。


マクロ設定: 複雑なキー操作を一つのキーに登録できる

直感的に操作がしやすく一度設定してしまえば
キーボード本体に保存されるので、
PCを再起動したり、別のPCに繋いだりしても設定が維持されて便利です。
感想 -スズミチ切り!-

それではKeychron(キークロン) K2 HE (日本語配列モデル)の
僕が感じた点を忖度なくまとめていきます!
【よかった!】
- コストパフォーマンス
- ゲームも仕事もこなす万能
- 快適なワイヤレス環境
- Mac/Win両対応の利便性
- 高品質な標準仕様
【少し思うところ】
- プラスチック製のフレーム
- Webベースの専用ソフト(好みが分かれる)
全般:コストパフォーマンスがいい
キースイッチ、打鍵感:
Gateron磁気スイッチが最高。
静音で滑らかで上品な打鍵感は、
どんな用途でも満足度が高いです。
キーキャップ、キー配列
高品質なダブルショットPBTキーキャップは、
指触りも耐久性も文句なし。
75%レイアウトは省スペースと機能性を両立した、
多くの人にとっての最適解だと思います。
機能面
2.4GHz/Bluetooth/有線の3-Way接続と、
Mac/Winの物理スイッチ切り替えが便利すぎます。
あらゆるデバイス、あらゆる環境に一台で対応できる柔軟性があります。
ライティング
色が良く、パターンの種類も豊富なRGBバックライト。
南向きLEDなので、印字が光らないタイプの
カスタムキーキャップとの相性も抜群です。
少し思うこと
フレームがプラスチック製なので、
アルミフレームモデルと比べズッシリとした高級感には一歩及びません。
もちろん、その分軽量で価格が抑えられているので一長一短ではあります。
また、キー設定はアプリではWebベースのソフトウェアとなっているので
一部のユーザーには少し取っつきにくく感じられるかもしれません。
まとめ:汎用性の高いキーボード
[ここにデスクに置かれたキーボードが美しく光っている画像を挿入]今回は、「Keychron K2 HE」をレビューしました。
結論として、このキーボードは…
仕事もゲームも、MacもWindowsも、有線も無線も…
あらゆるニーズに高いレベルで応えつつ、
圧倒的なコストパフォーマンスを実現した、新時代のスタンダードです。
- ゲーミング性能を静音で軽快やタイピング体験したい人
- デスクのケーブルをなくして、スッキリさせたいワイヤレス派の人
- MacとWindowsを両方使うクリエイターやビジネスパーソン
- 初めてのカスタムキーボードに挑戦してみたい人
上記の一つでも当てはまるなら、
このKeychron K2 HEはオススメです。
今回のレビューが、あなたのキーボード選びの
参考になれば嬉しいです!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!スズミチでした!


