どうも!僕は100種類以上のゲーミングデバイスや
ガジェット関係を使用してレビューしているスズミチと申します。
今回はELECOM(エレコム)から本格ゲーミングデバイスシリーズ「V_custom」の
テンキーレスキーボード「ELECOM GAMING VK310S」を使用したので
そのレビューをしていきます。
先に結論!「VK310S」はこんなキーボードだった
先に結論からお伝えすると、
「ELECOM VK310S」はこんなキーボードでした!
・FPSゲーマー向け! 勝利にこだわる人のための高速入力仕様
・TTC製「銀軸」の打鍵感がスコスコで気持ちいい!でも打鍵音は結構大きめ
・指に吸い付く「ネオクラッチキーキャップ」の独自形状が操作性を格段にアップ
・ソフトウェアがシンプルで使いやすく、PCに常駐させなくて良いのが最高
・価格以上のビルドクオリティ。だけど、ボディの光沢仕上げは好みが分かれるかも?
「ELECOM VK310S」の概要
「VK310S」は、ELECOMが本気でeスポーツ市場に参入するために立ち上げた
ゲーミングデバイスシリーズ「V_custom」の製品です。
プロゲーマーが監修に入っており、
特にFPSプレイヤーの意見を色濃く反映した、実践的な機能と設計が特徴です。
今回レビューする「VK310S」は、シリーズの中でも特に人気の高い
「銀軸(スピードリニア)」を搭載したテンキーレスモデル。
高速入力と省スペースを両立した、まさに競技シーン向けのキーボードと言えます。
またELECOM(エレコム)は他社の同価格と比べてもコスパが良い製品を…
と言っていたり、言っていなかったり…(笑)
そんなコスパ面も含めてみていきたいと思います!
「ELECOM VK310S」のスペック
まずはELECOM公式サイトの
スペック情報を確認しておきましょう。
コネクタ形状 | USB-Aオス |
---|---|
接続方式 | USB有線 |
キー配列 | 日本語配列(90キー) |
キータイプ | メカニカル 銀軸/スピードリニア(TTC製) |
キーストローク | 3.5mm |
アクチュエーションポイント | 1.4mm |
押下圧 | 45g |
レポートレート | 最大1,000Hz |
サイズ | 幅366.1mm×奥行142.6mm×高さ37.3mm |
重量 | 約955g(ケーブル含まず) |
ケーブル | 着脱式 Type-C to A パラコードケーブル(約1.5m) |
付属品 | パラコードケーブル、交換用キーキャップ×2、キーキャップリリース、キーキャップグリップシート、クリーニングクロス、V customロゴステッカー |
保証期間 | 2年間 |
開封と外観チェック
それでは、開封していきましょう!
▼パッケージ
黒を基調とした、ゲーミングデバイスらしいデザイン。
V_customのロゴが映えるパッケージです。
裏面には簡単な説明が書いています。
▼付属品
付属品はかなり豪華!内容は以下の通りです。
- VK310Sキーボード本体
- パラコードケーブル(USB-C to A)
- 交換用キーキャップ(2個)
- キーキャップリリース
- キーキャップグリップシート
- クリーニングクロス
- V customロゴステッカー
特に、キーに貼り付けてグリップ力を高める
「グリップシート」が初めから付属しているのは嬉しいポイントです。
W,A,S,Dキーなど、ゲームで多用するキーに貼って操作性が上げるのにオススメです。
付属の小物の一覧です。
▼キーボード本体
まずはキーボードの各アングルから。
本体はテンキーレスサイズで非常にコンパクトです。
底面には滑り止めもしっかり付いています!
表面は光沢感の強い鏡面仕上げ。高級感はありますが、
ちょっと指紋や傷が目立ちやすいかな?という印象です。
そのために付属のクロスが付いていると思われるので
気になった時には拭いてください(笑)。
左側前面には「ELECOM GAMING」のロゴが入っています。
接続は右前にUSB Type-Cの差込口があり、ケーブルが着脱式。
柔らかいパラコードケーブルなので、取り回しも非常に楽です。
高さ調整は2段階から調整可能です。
実際に使ってみた感想
それでは、PCに接続して実際にゲームや
タイピングで使ってみた感想をレビューしていきます。
▼打鍵感:TTC製”銀軸”は超高速!でも音はデカい!
まず一番気になる打鍵感から。
VK310Sに搭載されているのは、TTC製の銀軸(スピードリニア)。
アクチュエーションポイントが1.4mmと浅く、押下圧45gと軽いのが特徴です。
実際にタイピングしてみると、「スコスコ」という感じでキーが軽快に入力されます。
クリック感のないリニアタイプで、一般的な赤軸よりもさらに軽く、速い。
しかしながら打鍵音は結構大きめの印象です。
「カチャカチャ」というよりは「カタカタ!」という高めの音が響きます。
個人差がありますが入力の仕方でボイスチャットをしながらだと
マイクがキー入力の音を拾いやすいかもしれません。
配信者の方や、静かな環境で使いたい方は少し注意が必要ですね。
▼キーキャップと配列:ゲーマー仕様の独自設計が光る
次にキーキャップと配列。 このキーボードの大きな特徴が、
指の形に合わせて窪んだ独自設計の 「ネオクラッチキーキャップ」です。
キーの先端にわずかな突起があり、ゲーム中に指に絶妙にフィットして、
ゲーム中の激しいキー操作でも指が滑りにくく、安定した操作が可能です。
また、配列もかなり個性的で、スペースキーが大きいです(5.25キー分!)。
その代わり、「変換」「無変換」キーが省略されているので
完全にゲーム用のキーボードなのでゲームに振り切った仕様だと感じます。
文字入力を多用する人には少し戸惑うかもしれませんが、
付属の交換用キーキャップと後述のソフトで
キー割り当てを変更することも可能なので一応フォローも可能です笑。
▼ライティング:そこそこ光るが強くは光らない
部屋の照明を消して撮影したライティング具合。
暗い部屋だとそこそこ明るく光りますが
部屋の照明などと合わせると、そこそこ光ってるかな…?という印象。
部屋の照明やPCの電源を消して
完全に真っ暗にして撮影しました。
(キーキャップを白に変更してます)
2つ並べると差は結構あります。
ライティングにこだわる人には不向きです。
専用ソフト「EG Tool」:シンプルイズベスト!
各種設定は、
専用ソフトウェアの「ELECOM GAMING EG Tool」で行います。
このソフトが良いのは、シンプルで分かりやすいことです。
そして、設定をキーボード本体のメモリに保存できるので、
一度設定してしまえばソフトを常駐させる必要がなく便利です。
設定はキーの割り当て変更や、ゲーミングモード(Windowsキーの無効化など)、
ライティングのパターン変更(8パターン+カスタム)などが可能で
ゲームを楽しくプレイできる設定が一通りあります。
ELECOM GAMING EG Toolの画面。
キー設定やゲーミングモードの設定など。
少し残念なのはキーボードのセッティングで
2つ同時押しなどのコマンドの割り当てができないことでした。
ライティングの設定
明るさの強さは設定できませんが
光る速度、部分的にライティングすることは可能です。
(ボタンごとに細かく色を分けることはできないようです)
感想 -スズミチ切り!-
さて、ここからは僕が感じたELECOM VK310Sの
「よかった!」点と「少し思うこと」をまとめてました。
【よかった!】
- TTC製銀軸の高速・軽快な打鍵感
- 指に吸い付く「ネオクラッチキーキャップ」の操作性
- ゲームに特化した、考え抜かれたキー配列
- シンプルで使いやすく、常駐不要な専用ソフト
- グリップシートなど、豪華な付属品
【少し思うところ】
- 打鍵音がかなり大きいので、環境を選ぶ
- 鏡面仕上げのボディは指紋や傷が目立ちやすい
- RGBライティングの輝度調整や細かな調整ができない
- 2つ以上同時押しのキー設定の割り当てができない
▼ よかった点(詳細)
何と言っても、FPSをプレイするための
「使いやすさ」 と「速さ」に特化した作り込みが素晴らしいです。
銀軸とネオクラッチキーキャップの組み合わせによる
キー入力のしやすさは、一度触ると安心感が違います。
また、ソフトウェアは必要最低限の機能ですが、
本体に設定を保存できるので、色々なゲームの設定を保存して
プレイすることができるので便利だと感じました。
▼ 少し思うこと(詳細)
一番気になったのは、やはり打鍵音の大きさ。
コスト面などから仕方ない部分になりますが、
静音性を重視する人には不向きです。
また、ここもコスト面が関係しているのだと思いますが
個人的な好みになりますが、ピカピカの鏡面仕上げよりも、
マットな質感の方がゲーミングデバイスとしては
傷や手の脂なども気にせず使えて好みかな…と感じました。
ソフトウェアはシンプルで使いやすい点に関しては大いに満足していますが
ライティング設定や輝度について、光らせ方にこだわりがある人や
ゲームプレイ中に複雑なコマンドや2~3ボタン同時押しコマンドと
キーボードに設定をしたい人にとっては、不向きかな…と感じます。
しかしながた冒頭にも記載しましたが
エレコムのブランドとしては「同価格で他社より いい製品」ということなので
価格面だけで考える、すごいコスパにいい製品だと思います。
まとめ:勝利にこだわるFPSゲーマーにこそ勧めたい逸品
ということで今回は、「ELECOM VK310S」をレビューしてきました。
まとめると、このキーボードは… 「普段使いや汎用性は割り切って、
ゲーム(特にFPS)での勝利を追求するために生まれた、超実践的なデバイス」です。
- とにかく速いキーボードが欲しいFPSプレイヤー
- 他の人とは違う、尖った性能のデバイスが好きな人
- ごちゃごちゃした機能は不要!シンプルな高性能を求める人
こんな人には、間違いなく突き刺さるキーボードだと思います。
逆に、タイピングの静かさを求める人や、文字入力を頻繁に行う人、
ボイスチャットでのマイク乗りを気にする人は、
一度店頭などで打鍵感を試してから検討するのがおすすめです。
ELECOMの本気が感じられる「V_custom」シリーズ。今後の展開も楽しみです!
今回のレビューが、あなたのキーボード選びの参考になれば嬉しいです。
それでは、また次の記事で!スズミチでした!
皆様いかがお過ごしでしょうか。 僕は100種類以上のゲーミングデバイスや ガジェット関係を使用して レビューしているスズ…
皆様いかがお過ごしでしょうか。 僕は100種類以上のゲーミングデバイスや ガジェット関係を使用して レビューしているスズ…
スズミチです。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回は2020年8月31日に Razerから発売されたBlackWido…
スズミチです。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回は2021年4月にCorsairから発売された K70 RGB TK…