皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕は100種類以上のゲーミングデバイスや
ガジェット関係を使用して
レビューしているスズミチと申します。
今回は2024年10月3日に
JBLから発売されたTOUR 3 PROを使用したので
そのレビューをしていきたいと思います。
【先に結論】JBL Tour Pro 3はこんなイヤホン!
結論からお伝えすると、JBL Tour Pro 3は
「スマートケースの利便性とパワフルな高音質を両立した、
ガジェット好きの心をくすぐるイヤホン」です!
👍 良かった点
✅ 未来感がすごい!スマホいらずのスマートケースが超便利
✅JBLらしい迫力サウンド!EQで自分好みに追い込める
✅日常使いには十分すぎるノイズキャンセリング性能
✅装着感も良好で長時間でも快適
🤔 少し気になった点
⚠️やっぱりケースが大きい・重い
⚠️価格は高め(ケースに価値を見出せるか)
※詳しいレビューやアプリの使いこなし術は、
このまま読み進めてくださいね!
先に結論を書きました。
詳細は下記目次の感想に記載しています。
JBL TOUR 3 PROについて
TOUR 3 PROとはJBLから
2024年10月3日に発売された
Bluetoothイヤホンになります。
主な特長は下記の通りです。
①デュアルドライバー採用による音質
JBL Tour Pro 3はBluetooth 5.3を搭載し、
より安全で安定した接続を実現。
ドライバーはバランスドアーマチュアドライバーと
10mm ダイナミックドライバーの
2つ(デュアルドライバー)が搭載しているので
深みのある低音~洗練された高音域まで
幅開く音を綺麗に出します。
またLDACに対応していて対応した機器と接読すれば
最大990kbpsの通信速度で
最大96kHz/24bitの高音質サウンドを聴くことができます。
②新空間サウンド
残響などリアルで正確な空間サウンドを実現していて
映画、音楽、ゲームの3つのモードごとに
異なる音のチューニングしています。
③充電ケース
充電ケースにはディスプレイが付いていて、
バッテリーの状態を見れたり、アルバム名と楽曲名の表示され
再生停止などができたりなど各機能のタッチ操作が可能です。
またディスプレイの画像を自分のお気に入りの写真に
変更することも可能です。
④トランスミッター機能を搭載
ニンテンドースイッチなどのType C 端子や、
音楽機器の3.5mmジャックなどに、
充電ケースと使いたい端末に接続をすると
トランスミッター機能が使え、
充電ケースからイヤホンに
音を飛ばすことが可能です。
またAURACASTという機能も組み合わせれば
複数のイヤホンやスピーカーに
同時に音を飛ばすことも可能です。
⑤ハイブリッドノイズキャンセリング2.0と2種類の外音取り込み機能
周囲の状況に合わせてリアルタイムに補正してくれ
耳の装着感で他の人が使用をしても、
人に合わせて最適化をしてくれて
高いアクティブノイズキャンセリング機能を実現します。
またTOUR 3 PROはフォームイヤーチップも
採用していて耳に付けると素材が膨らむので
高い密閉性を生み、よりノイズを減らすことができます。
2種類の外音取り込み(アンビエントサウンド)機能もあり
音楽などを楽しみながら周り音の状況を聞くことも可能です。
外音の状況によってリアルタイムで音量を自動で上げ下げしてくれたり
スマートトーク機能を使えば自分の話した音声を認識し、
声を発するたびに自動的に音楽を一時停止することも可能です。
⑥AIアルゴリズムを採用したクリアな通話音声
イヤホンには6つの通話用マイクを搭載し、
通話者の声と周りの外音を正確にAIで集音し解析してくれるので
クリアな通話品質を確保しています。
⑦JBL Headphones アプリ対応
専用アプリを使えばイコライザ設定で自分好みのサウンドにできたり、
ノイズキャンセリングのON、OFF設定、空間サウンドの選択、
外音取り込みの調整などをすることができます。
またイヤホン本体操作のカスタマイズをしたり、
ケースディスプレイ背景の設定したりなどもできます。
⑧最大再生時間約44時間
ワイヤレスで充電にも対応したケースで
アクティブノイズキャンセリング(ANC)オフの場合は
11時間の音楽再生に加えケース充電で3回分 (11時間+33時間)、
もしくはANCオンの場合は8時間+ケース充電3回分 (8時間+24時間)の
使用することができます。
また急速充電にも対応していて10分間の充電で3時間の使用が可能です。
JBL Tour Pro 3 の主な特徴とスペック
まずはJBL Tour Pro 3がどんなイヤホンなのか、
基本的なスペックと付属品を一覧でチェックしておきましょう。
フラッグシップモデルだけあって、機能てんこ盛りです。
製品仕様
ドライバー構成 | 10mm径ダイナミックドライバー + バランスドアーマチュアドライバー |
Bluetoothバージョン | 5.3 (LE Audio対応予定) |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC, (LC3対応予定) |
再生時間 (ANCオン) | イヤホン本体:約8時間 / ケース込み:最大約32時間 |
再生時間 (ANCオフ) | イヤホン本体:約11時間 / ケース込み:最大約44時間 |
急速充電 | 10分の充電で約3時間再生可能 |
防水性能 | IP55 (イヤホン本体のみ) |
重量 | イヤホン本体:各約5.6g / 充電ケース:約71.8g |
主な機能 |
スマート充電ケース(トランスミッター機能付), |
JBL TOUR 3 PROの開封と外観
↓外観です。
↓箱を開くと簡単な説明が書いてあります。
↓中身はこんな感じです。
内容物
・イヤホン本体と充電ケース
・シリコン・イヤーチップ(5サイズ)
・フォーム・イヤーチップ(1サイズ)
・充電用USB Type-A to C ケーブル
・USB Type-C to C ケーブル
・USB Type-C to AUX ケーブル
・保証書・説明書など
イヤーチップはシリコン5つのサイズに加えて
耳に馴染みやすいウレタン素材のフォームタイプの
イヤーチップも付属しているのは嬉しいポイントです。
ケーブル類も豊富で、ケースをトランスミッターとして使うための
AUXケーブルが同梱されているのが特徴的です!
外観
↓イヤホン各アングル
↓ケース外観の各アングル
↓底面にUSB Type C端子とディスプレイの
起動や再起動ができるボタンが付いています。
↓ディスプレイ画面では様々な設定ができます。
↓シリコンのイヤーチップは
デフォルトで付いているものを含めて合計5種類と
フォーム・イヤーチップという低反発のウレタン素材の
イヤーチップが1サイズ付いています。(耳馴染みがいい!)
↓USB Type-C to AUX ケーブルも付いていて
トランスミッターの機能が使えるので
ワイヤレスイヤホンが使えないものも、
下記右のように音楽機器などに繋いでイヤホンを耳につけると
ワイヤレスで音を聞くことが可能です。
↓ディスプレイ画面も自分好みのものや
写真データをアップロードすれば自分の画像も使えます。
シリコンケースを使ってみた
高額なイヤホンとなるのでシリコンケースを購入して
傷などつかないように対策しました。
※特に気にならなけば購入の必要はないです。
↓ストラップもあり持ち運びもしやすいです。
JBL Headphonesを使ってみた
JBL Tour Pro 3の性能を120%引き出すために絶対に欠かせないのが、
専用スマートフォンアプリ「JBL Headphones」です。
専用アプリJBL Headphonesをインストールすると
音質を自分好みにするイコライザ設定、ノイキャン設定や
空間サウンド、タッチ操作の設定など可能です。
Redefine your music experience with JBL Headphones app.…
ここでは、特に重要だと感じた主な機能をご紹介します。
ノイズキャンセリングと外音取り込みの調整
アプリを使えば、
ノイズキャンセリングの効き具合を7段階で細かく調整できます。
(リアルタイム補正機能のオン・オフもできます)
また、周囲の音を取り込む
外音取り込み(アンビエントアウェア)のレベル調整や、
人の声を聞き取りやすくする「トークスルー」の設定も可能です。
利用シーンに合わせて最適な静けさや聞こえ方を
選べるのが非常に便利です。
自分だけの音を作る「イコライザー」と「Personi-Fi」
もちろん音質調整機能もアプリで設定可能で
イコライザー(EQ): 「JAZZ」「VOCAL」「BASS」といった
プリセットから自分好みの音を作れるカスタムEQで
低音をもっと強くしたり、ボーカルを際立たせたりと、
自由自在にサウンドをチューニングできます。
またPersoni-Fi 3.0という機能もあり
簡単な聴力テストを行うことで、一人ひとりの聞こえ方に合わせて
音質を自動で最適化してくれる機能です。
「高音が少し聞こえにくい」といった
個人の特性を補正してくれるサウンドが手に入ります。
没入感を高める「空間サウンド」
映画やライブ映像を観る際におすすな空間サウンド機能です。
「ムービー」「ミュージック」「ゲーム」の
3つのモードから選ぶことができ、
音の広がりや臨場感を高めてくれます。
タッチ操作のカスタマイズやその他機能
イヤホン本体のタップ操作に割り当てる機能を変更できます。
「右の1回タップは再生/停止だけど、左は音量アップにしたい」と
いったように、自分の使いやすいように
アクションを割り当てられるので、操作性が格段に向上します。
その他にも、オートパワーオフの設定や、
イヤホンをどこに置いたか探せる「イヤホンを見つける」機能、
スマートケースの壁紙変更など、便利な機能が多く入ってます。
JBL Tour Pro 3を手に入れたら、
まずはこの「JBL Headphones」アプリをインストールして、
じっくり自分好みの設定するのがオススメです!
感想 -スズミチ切り!-
僕がJBL Tour Pro 3を数ヶ月使って感じたリアルな感想を、
「よかった!」ところと「少し思うところ」に分けてご紹介します。
【よかった!】
- 👍 未来感がすごい!スマホいらずのスマートケースが超便利
- 👍 JBLらしいパワフルサウンド!EQで自分好みに追い込める
- 👍 日常使いには十分すぎるノイズキャンセリング性能
- 👍 装着感も良好!長時間でも快適
- 👍 シームレスなマルチポイント接続
【少し思うところ】
- 🤔 やっぱりケースが大きい・重い
- 🤔 最強クラスではないノイキャン性能
- 🤔 価格は高め。ケースに価値を見出せるか
【よかった!】ところを深掘り
👍 未来感がすごい!スマホいらずのスマートケースが超便利
なんと言ってもJBL Tour Pro 3の
最大の魅力は、このスマートケースです。
満員電車の中でスマホを取り出すのがキツイ時とかに
音量を変えたり、ノイキャンのモードを切り替えたりしたり
通知の確認やイコライザーの変更…とかしたい時に
ポケットからケースを取り出して操作できるのが意外と便利。
まさにガジェット好きの心を鷲掴みにする、近未来的な機能です。
👍 JBLらしいパワフルサウンド!EQで自分好みに追い込める
音質はさすがJBL。デフォルトの状態でも、
迫力のある低音とクリアで伸びやかな中高音が楽しめる、
明るくてノリの良いサウンドの印象です。
専用アプリ「JBL Headphones」のイコライザー機能を使って
プリセットや自分で細かくカスタムEQ調整をして
好きなサウンドにも設定でき、自分の聴覚特性に合わせて
音質を最適化してくれる「Personi-Fi 2.0」も搭載。
デフォルトの音が慣れなければ、EQ設定をいじれば
間違いなく自分好みのサウンドにたどり着けます。
LDACコーデックにも対応しているので、
対応スマホと組み合わせればハイレゾ音源でしっかり楽しめます!
👍 日常使いには十分すぎるノイズキャンセリング性能
ノイキャン性能は、正直に言うとSONYやBoseの
最新フラッグシップには一歩及ばないかもしれません。
しかし、日常の騒音をカットするには十分すぎる性能を持っています。
電車の走行音やカフェのざわめきといった
低音域のノイズはしっかり消してくれて、音楽への没入感を高め
リアルタイムでノイズキャンセリングの
レベルを自動調整してくれる機能も優秀で、
環境が変わっても最適な静けさを保ってくれるのが嬉しいです。
120点のノイキャン性能を求めなければ、
多くの人にとって満足できるレベルだと思います。
👍 装着感も良好!長時間でも快適
イヤホン本体は楕円形のノズルを採用しており、
これが耳にしっかりフィットします。
数種類のイヤーピースや低反発ウレタン素材の
フォームタイプのイヤーピースも付属しているので、
自分の耳に合うものを選べば、
長時間装着していても痛みや疲れを感じにくいです。
👍 シームレスなマルチポイント接続
PCで作業しながら、スマホにかかってきた電話に出る。
そんなシーンでも、JBL Tour Pro 3なら
接続をスムーズに切り替えてくれます。
2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能の精度が高く、
(2台接続をできると同時には使用できない)
ストレスなくデバイス間を行き来できるのは、
地味ながらも日々の使い勝手を向上させてくれる嬉しい機能です。
【少し思うところ】を…正直に!
🤔 やっぱりケースが大きい・重い
多機能なスマートケースの代償ではあるが
ケースのサイズは他のイヤホンと比べて大きく、少し重いです。
ズボンのポケットに入れると、軽く邪魔ですね笑。
僕はカバンに入れて持ち運ぶことが多いので
そこまで気になりませんでしたが、
購入前にサイズ感は一度確認しておくことをおすすめします。
🤔 最強クラスではないノイキャン性能
「よかった!」点でも触れましたが、
ノイズキャンセリング性能は高いですが
人の声などの中高音域のカットがやや甘いと感じる場面がありました。
※ちなみに僕は友人と一緒に旅行をした時の友人の
いびき対策で使用しましたが軽く突き破ります笑。
音楽流しながらであれば問題なかったですが…
「とにかく最強の静寂が欲しい!」というニーズが最優先であれば、
他の選択肢も視野に入れた方が良いかもしれません。
ただ、これに関しては高いレベルでの比較の話なので
日常使いでは全く不満のなく高いノイキャン性能です。
🤔 価格は高め。ケースに価値を見出せるか
フラッグシップモデルなので、
価格はそれなりにします(2025年6月現在で3万円台)。
この価格をどう判断するかは、
「スマートケースにどれだけ価値を見出せるか」に
かかっていると思います。
「スマホで全部操作するからケースに機能はいらない」という方にとっては、
割高に感じてしまうかもしれません。
逆に、「スマホを取り出す手間を省きたい」
「ガジェットとして面白いものが好き」という方にとっては、
価格以上の価値があるユニークな一台と言えるでしょう。
JBL Tour Pro 3 はこんな人におすすめ!
数ヶ月使ってみて、
JBL Tour Pro 3は以下のような方に
特におすすめできるイヤホンだと感じました。
こんな人におすすめ
- ✅ とにかく新しいもの、ガジェットが好きだという方
- ✅ スマホを取り出さずにイヤホンを操作したい方
- ✅ JBLならではのパワフルなサウンドが好きな方
- ✅ EQで自分好みの音質に細かくカスタマイズしたい方
- ✅ PCとスマホなど複数のデバイスをシームレスに使いたい方
こんな人には向かないかも
- ❌ イヤホンの携帯性を最優先する方
- ❌ とにかく最強のノイズキャンセリング性能を求める方
- ❌ イヤホンに3万円以上の予算をかけたくないコスパ重視の方
まとめ:唯一無二の体験価値を持つ、満足度の高いイヤホン
今回は、JBL Tour Pro 3の長期使用レビューをお届けしました。
改めてまとめると、JBL Tour Pro 3は
「スマートケースによる唯一無二の利便性」と
「JBLならではの高音質・カスタマイズ性」を高いレベルで両立させた、
非常に魅力的なイヤホンです。
確かにケースの大きさや価格など、考慮すべき点はあります。
しかし、それを補って余りある「未来の体験」を
提供してくれるガジェットとしての面白さと、
日常使いでの実用性の高さは、所有欲を大いに満たしてくれます。
「他の人とは違う、ちょっと特別なイヤホンが欲しい」
「毎日の音楽体験を、もっと便利で楽しいものにしたい」
そう考えている方にとって、JBL Tour Pro 3は
最高にオススメなイヤホンだと感じました!
この記事が、あなたのイヤホン選びの参考になれば幸いです。
ではでは、また。