皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕は100種類以上のゲーミングデバイスや
ガジェット関係を使用して
レビューしているスズミチと申します。
今回は2022年11月4日発売の
SteelSeries(スティールシリーズ)から
Apex Pro TKL 2023を使用したので
そのレビューをしていきたいと思います。
もともとは2019年12月に
同モデルが発売されていましたが
2023年モデルはキースイッチなどが
アップデートして、より高速入力が
可能になったモデルとなっています。
また同2023年8月23日に
専用ソフトのアップデートがされました。
①アクチュエーションポイント変更
0.2mm ~ 3.8mm → 0.1mm ~ 4.0mm
②ラピットトリガーに対応
キーを少し離すと入力がリセットされる機能の追加
(具体的に何mm離したなどはなくメーカー説明では
指を離すとリセットされる仕様となっています)
※アップデートに対応した製品
・APEX PRO(日本語配列、英字配列)
・APEX PRO TKL (日本語配列、英字配列)
・APEX PRO TKL (2023) (日本語配列、英字配列)
・APEX PRO TKL WIRELESS (2023) (英字配列)
・APEX PRO MINI WIRELESS (日本語配列、英字配列)
・APEX PRO MINI (日本語配列、英字配列)
先に結論!
・キー入力深さをスイッチ1つ1つ設定できて便利
(Fキーや矢印キーなど設定できない場所もある)
・深さ0.1mm+レスポンスタイム0.54msの
高速入力が可能なのでFPS系のゲームと相性◎
・2023年8月のアップデートでラピットトリガーに対応
・キー入力感は少し重め
・右上にディスプレイが付いているが
PrintScreenなどのボタンがなく人によっては不便
・専用ソフトでキー割り当て、キー入力設定、
ライティングなど幅広くできて便利
・パームレストやキーキャッププーラーが
付属していて便利
・価格が高い
・専用ソフトで設定をすればゲームごとに起動時、
自動でアクチュエーションポイントの設定を
切り替えることができる
まずはざっくり結論を書きました。
詳細は下記目次の感想に記載しています。
- SteelSeries Apex Pro TKL 2023について
- スペック
- 旧モデルとざっくり比較
- キーボードサイズについて
- SteelSeries Apex Pro TKL 2023の開封と外観
- 設置をしてみた
- SteelSeries Engineを使ってみた
- 感想-スズミチ切り!-
- まとめ
SteelSeries Apex Pro TKL 2023について
SteelSeriesから2022年11月4日発売の
テンキーレスタイプの
ゲーミングキーボードになります。
テンキーレスタイプは、
フルサイズキーボードと比べ
省スぺースとなり、
マウスとの幅が短くなるため
よりゲームプレイがしやすい
設計になっています。
ちなみにApex Pro TKL 2023は
通常の有線接続(ワイヤ―ド)のモデルと
ワイヤレスモデルに対応した
2つのモデルから展開されております。
主な特長は下記の通りです。
①高速入力、調整可能なOmniPoint 2.0スイッチ
アップデートされた
OmniPoint 2.0スイッチは、
無接触のキーストローク作動で
磁気センサーを使用することにより、
高速入力が可能なため反応速度が大事な
ゲームとの相性がかなりいいです。
キースイッチは調整可能な
メカニカルタイプで
アクチュエーションポイントと呼ばれる
キーを押してから反応するまでの
ポイントを好きなキースイッチごとに
専用ソフトで変更ができます。
2023年8月下旬に専用ソフトアップデートが行われ
現在は0.1mm~4.0mmの間の中で
0.1mm単位で自分の好きなポイントに
変更できたり、少しキーを離すだけで
キー入力をリセットできる
ラピットトリガーにも対応したので
より反応速度が大事になるようなFPS系のゲームと、
もの凄く相性のいいキーボードです。
その他にもレスポンスタイムという
入力からPCに伝わるまでの時間も
旧モデルと比べ高速化しているので
より高速入力が可能です!
(0.7ms → 0.54ms)
※Fキー、矢印キー、INSやDELキーなどは
アクチュエーションポイントの変更はできない
②有機ELスマートディスプレイ
キーボード右上にあるディスプレイにて
設定調整や変更、更新情報の確認などを
確認できて便利です。
③2-in-1アクションキー
専用ソフトにて
キーの押し方(押す深さ)に応じて、
1つのキーで2つのアクションを
設定することができる機能があります。
例としては軽く押した時は歩くコマンド、
深く押した時は走るコマンド…など
自分の好みにカスタマイズできます。
④専用ソフトSteelSeries Engine
専用ソフトを使えば①のキースイッチの
アクチュエーションポイントの設定、
キーの割り当て、ディスプレイ画面の設定、
③の設定、ライティングパターンなどの
変更ができ自分の好みの設定ができます。
⑤品質
キーボードのフレームには
ジェット機にも使われる航空機級の
アルミニウム合金が使用されていたり、
キーキャップは文字が消えにくい2層成型の
PBTキーキャップを使用し独自の質感と
心地よいキー入力の感触が味わえ
約1億回のキー入力耐久性があります。
またUSB Type Cケーブルは編組で
耐久性と日常の摩損に耐えられ、
取り外し可能なので持ち運びにも便利です。
⑥付属品
付属品にパームレストが付いていて
磁力の力でキーボードに
取り付けることができます。
またキーボード背面には
キースイッチを外せる
キーキャッププーラーが
付いていて収納ができて便利です。
⑦その他
気になることがあれば
メーカーサイトを見てみてください。
スペック
旧モデルとざっくり比較
旧 Apex Pro TKLから
今回のApex Pro TKL 2023で
なにが変わったか、ざっくりまとめました。
当然ですがスイッチ関係が2.0となり
新モデルは、より高速入力が可能になりました。
デメリットがあるとすれば
旧モデルはキーボード裏面に
ケーブルを通せる穴があって
左側、中央、右側とケーブルを出す位置を
自分の環境に合わせて配線を変えれましたが
新モデルは左側固定となっていて
人によっては使いにくくなっています。
OmniPoint 2.0スイッチと他スイッチ比較
今回紹介の
Apex Pro TKL 202に搭載されている
OmniPoint 2.0スイッチと他のスイッチの
反応面をざっくり比較しました。
旧モデルのApex Pro TKLには
OmniPointが搭載されていたため
今回紹介の2023モデルには
OmniPoint 2.0が搭載されているので
より高速入力が可能です!
キーボードサイズについて
キーボードのサイズは一般的に
3種類の大きさがあります。
※今回のApex Pro TKL 2023は
テンキーレスタイプになります。
フルサイズキーボード
右側にテンキーがあり
数字の入力がしやすくビジネス向け、
文字入力をする人にオススメですが
ゲームをする時に右手と左手の幅が広いため
慣れではありますが、
ややゲームがしにくいとされています。
テンキーレスキーボード
テンキーをなくしたキーボードで
半角数字入力は、やや不便ではありますが、
ゲームと仕事などキー入力を両方する人に
最も相性がいいキーボードです。
60%や65%サイズなどのミニキーボード
ゲームをするために不要な矢印キーや
Fキーなどをなくしたキーボードで
右手左手の間隔が最も狭いため
ゲームプレイがしやすいです!
…しかしながらFキーを使うゲームや
60%サイズはDeleteキーなどの
ボタンがなかったりするので
プレイするゲームによっては
使いにくかったり、日常使いには不便です。
SteelSeries Apex Pro TKL 2023の開封と外観
↓外観です。
↓ウラ面です。
↓中身はこんな感じです。
内容物
・キーボード本体
・パームレスト
・キーキャッププーラー
・接続用ケーブル約2.2m(USB Type C – A)
・説明書
外観
外観をみてみましょう!
↓キーボード表面
↓キーボード左面
↓キーボード右面
↓表面の右上部分
↑接続をすると文字や画像を
表示することができます。
↓角度調整は3段階
(角度を上げた足には滑り止めが付いていない)
↓キーボードの角度例
↓キーボード背面
↑Apex Pro TKL 2023の接続(配線)は
左側背面に固定されました。
↓有線接続用 約2.2mのUSBケーブル
(USB Type C – USB Type A)
↓キーボード背面
滑り止めが6か所付いています。
↑中央のゴム部分を外すと
キーキャッププーラーを
収納できる場所があります。
↓キーキャップを外すことができます。
↑OmniPoint 2.0スイッチは白いスイッチだが
Fキーや矢印キーなどは非対応のため
アクチュエーションポイントの変更は不可
↓左:OmniPoint 2.0スイッチ
↓右:非対応のものは赤いスイッチ
↓付属のパームレスト
↑パームレストにも
滑り止めが6か所付いています。
↓パームレスト先端には磁石が付いていて
磁力の力でキーボードに
取り付けることができます。
↓重量を測ったら687gでした。
設置をしてみた
↓設置をしたところこんな感じです。
↓上品に光ってくれるイメージです。
↓キーボード右上の表示の変更も可能です。
SteelSeries Engineを使ってみた
専用ソフトをインストールすると
アクチュエーションポイントの変更や
キーボードの光り方や、
ボタンカスタマイズなど可能です。
↓光り方をカスタマイズできる。
↓設定のモードによっては
ボタン1つずつ光らせ方を設定できます。
↓ボタンカスタマイズ画面
↓マクロ設定で自分好みの
コマンド設定をすることも可能です。
↓キー入力の反応速度の設定を
0.1mm~4.0mmで調整できます。
(アクチュエーションポイント)
↓少しキーを離すだけでキー入力をリセットできる
ラピットトリガーの設定も可能です
↑ボタン1つずつ個別に
反応速度を変更できます。
↓Dual Actuationを設定すると
Dual Bindingsなどの使用ができます。
↑押し幅によって入力を
2つ設定することができます。
例:浅く押すと歩く、深く押すと走るなどの設定ができる
↓キーボード右上部分の
ディスプレイ表示の設定。
↓Engineのライブラリを選択して
各ゲームのタイトルやアプリで
光り方やキーボードの設定をしておけば
そのアプリケーションが立ち上がった時、終了時に
自動で設定が切り替わる設定ができます。。↓
感想-スズミチ切り!-
よかった!
・アクチュエーションポイントの変更を
スイッチごとに個別に設定できて、かなり便利!
・深さ0.1mm+レスポンスタイム0.54msの
高速入力が可能
・2023年8月のアップデートで
ラピットトリガーに対応している
・入力の深さによって2つのキーを割り当てできる
Dual Actuation、Dual Bindingsがあって
ゲームによっては使いやすい
・付属品にパームレストや
キーキャッププーラーが付いていて便利・
・専用ソフトで設定をすればゲーム起動、終了時に
アクチュエーションポイントの設定など
自動で切替えることができて便利
少し思うところ
・キー入力は機構上しょうがないが少し重め
・足を上げて角度調整をする場合、
足に滑り止めがついていないので若干滑る
・右上にディスプレイあるために
3ボタンなくなっているので
PrintScrennボタンなどを使う人には若干面倒。
・高い(…けど値段以上に価値があると思う)
日本語配列 有線の感想は上記の通り。
全般
キーキャップ表面は若干ザラザラしていて
滑りにくい表面をしているので
誤操作がしにくく使いやすかったです。
また品質面としては
航空機級のアルミニウム合金を使用している
キーボードフレームなので
強度や安定感などがあり持ち運びにも
安心して使用することができます。
(過度な使い方は危険ですが…)
少し気になったのはキーボード本体の
角度調整をするのに足を上げると
足の底に滑り止めがついていないので
使っていて若干滑りました(自分の使い方?)。
付属品に関しては
磁力でくっつくパームレストや
キーキャップを取る
キーキャッププーラーが付属しているので
後で購入する手間がいらず、便利でした。
キースイッチ
このキーボードの最大の特長の
アクチュエーションポイントの変更を
専用ソフトでキースイッチ1つ1つ個別に
入力深さの設定することができたり、
ラピットトリガーと言われる少しキーを離すだけで
キー入力をリセットできる機能も2023年8月の
アップデートで使えるようになったので
VALORANTのようなストッピングをするような
ゲームとのさらに相性が良くなりました!
(Fキーや矢印キーなど設定できないボタンもある)
現段階では最速の入力が可能なので
FPS系など反応速度が必要になるゲームとも
相性がよく、反応を深くすれば普段使いの
文字入力などストレスなく入力できるので
最速でキー入力したい人や
ゲームや普段使いで
入力深さを調整したい人の両方に
オススメとなるゲーミングキーボードです。
キーの入力感としては
キースイッチの特徴上普通のキーボードより
入力が重く感じるので(押下荷重 45cN)
個人的には入力に少し力が入りました。
(その分アクチュエーションポイントを浅めに変更すれば
対応はできるので問題ないとも感じています)
打鍵音に関しては赤軸、銀軸のような音量で
大きくもなく、小さくもない入力音でした。
個人的には強くキー入力をするタイプですが
他の製品によっては
金属音の反響音が大きいですが、
Apex Pro TKL 2023は
そこまで大きく金属音が聞こえないので
深夜など静かな場所での作業や
ゲームをするのにも使いやすかったです。
機能面
専用ソフトにてキー入力の深さによって
入力を2つ設定できる
Dual Actuation、Dual Bindingsの
設定ができるので
ゲーム内で浅く押した時は歩く、
深く押した時は走るなどのコマンドを
設定することができてゲームによっては
非常に使いやすい機能でした。
その他に、専用ソフトのライブラリで
自分がプレイするゲームやアプリに事前設定をした
アクチュエーションポイントなどの設定や
ライティングなどを選べば、
起動時に自動でその設定を呼びだして、
終了時にはメインの設定に戻ることができるので
日常使いやゲームのタイトルで
アクチュエーションポイントなどの設定を
変えたい人にかなりオススメです。
また右上部分に
ディスプレイが表示されていて
SteelSeriesの文字や自分で作った文字や絵を
表示することができるので
自分のキーボード感を演出できますが
個人的には
別のキーに割り当てをすれば問題ないのだが
右上のディスプレイを付けたことによって
Print Screenボタンがなくなってしまったのは
個人的には使いにくかったです。
ライティング
上品に綺麗に光ってくれるイメージです。
専用ソフトのライティングパターンによっては
ボタン1つ1つ個別に光らせられるので
光らせ方をこだわりたい人には
オススメです。
逆にビカビカ光量強く光る感じではないので
見た目の明るさに強くこだわる人に
やや不向きと感じます。
まとめ
アクチュエーションポイント(入力深さ)の
変更ができゲームでの最速入力ができたり、
ゲーム以外の文字入力をする時は
深めに設定するなど
ゲームだけでも、ゲーム+作業でも
どちらの用途でも抜群の効果を発揮する
ゲーミングキーボードでした。
価格帯としては
高級ゲーミングキーボードとなりますが
アレコレ購入して試すなら
このキーボード1つだけ買う方が
個人的にはオススメです!
また、なにかあれば追記します!
ひとまずレビュー終わり!
↓Kailh銀軸で反応速度も速いので
もう少し安く考えたい場合はオススメ
↓メディアキーが多く付いているので
機能面としては使いやすい
↓明るく光量強めに光るので見た目重視
↓フラットスイッチ指に
変な力が入らず押しやすいキーボード