
どうも!スズミチです。
これまで全10回にわたってお届けしてきた、
次世代ドローン「Antigravity A1」の徹底レビュー。
インフィニティキットを開封したあの日から約3ヶ月。
この間、僕はA1をあらゆる場所に連れ回して
長崎や山梨や千葉への旅行でフライトを重ねてきました。
結論から言うと、
このドローンは僕のクリエイティブライフを
根底から変えてしまいました。
最終回となる今回は
「長期使用でいい面も悪い面」、
そしてドローン界の絶対王者である
「DJIの王道機との簡単な比較」をしてみたいと思います。
購入ボタンをポチるか、それとも見送るべきか。
この記事を読めば、あなたの迷いは100%解消するはずです!
【Antigravity A1 連載ナンバー】
【比較】王道DJI機とAntigravity A1の「決定的な思想の違い」
ドローンを選ぶ際、
最初に検討する可能性高いのが「DJI」の製品
(Miniシリーズなど)だと思います。
そんな王道のDJI機とAntigravity A1は何が違うのでしょうか?
一言で表すなら、「空飛ぶ優秀な三脚(定点カメラ)」か、
「空飛ぶ360度アクションカム(FPV)」かの違いです。
| 比較項目 | 一般的なカメラドローン(DJI等) | Antigravity A1 |
|---|---|---|
| 主な用途 | 高画質な風景写真・旅の定点空撮 | 動体撮影・没入型FPV飛行 |
| 撮影のスタンス | 飛行中にカメラの向きを手動で調整する | 360度全方位を自動録画し、後からアングルを決める |
| 操縦の難易度 | 両手操作で画角など撮影技術、慣れが必要 | モーションコントローラーによる直感操作 |
| 静止画(写真)画質 | 大型センサー搭載機が多く、かなり綺麗 | 綺麗ではあるが動画からの切り出しがメイン。 |
一般的なドローンは、狙った構図を綺麗に
静止画やスローモーションで残すのが得意です。
映画のような壮大な風景をそのまま切り取るなら
性能がいい一般的なドローンがオススメですが
ある程度、操作への慣れが必要なので
撮影の精度として撮影者の技術が試されます。
一方で、Antigravity A1は
「空間そのものを丸ごと記録する」という
全く異なるアプローチを取っているので
操縦者はカメラの向きを気にする必要が一切なく、
飛行操作のみに集中することができるドローンです。
どちらが上ではなく
「撮影思想の違い」を理解することが、
失敗しないドローン選びの第一歩です。
約3ヶ月使ってわかった、Antigravity A1の「弱い点」
どんなに素晴らしいガジェットにも欠点はあると感じます。
僕が約3ヶ月間、A1使い倒して、少し思うことを共有します。
8K・360度データの「モンスター級の容量の重さ」
仕方ない話ではあるのですが…
A1が記録する8Kの360度動画データは、
想像を絶するほど大容量です。数分のフライトで
すぐに数十GBのデータが簡単に吹き飛びます。
そのため、撮影後の動画編集を行うには、
グラボを積んだスペックが高いPCが必要になります。
僕のように普段から動画編集やDTMで
ある程度パワーのあるPC環境を整えている人間でも、
プレビュー再生時にたまに少しの重さ感じる瞬間があります。
さらに、データの保存先として
外付けSSDや大容量のNASの導入が必要だと感じます。
ドローン本体も高額ですが
周辺のインフラ環境も準備が必要です。
ドローンの設定不足で離陸できてしまう
過去の記事にて記載をしましたが
ホーム登録(設定)をしないまま狭い場所で
ドローンを飛ばすとコントロールできず
着陸できなくなり、墜落するのを待つばかりになります。
危険な状況であれば離陸前に全体を認識をして
危険アラームが出るようにして飛ばせないように
設定をしてくれると嬉しかったです。
飛んだ後にアラームが出ても後の祭りです笑。
そのため…
「飛行前に必ずホームポイント設定を完了」させてから離陸をしてください。
安全のため、ドローン本体のため
ノリや勢いで、すぐに離陸しないように注意してください。

物理的に本体にSDカードが入りにくい
ドローン本体にMicro SDカードを差し込むことができますが
本体のSDカードスロットに押し込んでを入れますが、
まぁまぁ、結構、力を入れないとカードが入らないです。(笑)
おそらく飛行中にSDカードが取れないような処置と考えますが
最初にSDカードを入れるのが一苦労するので、
もう少し取り付けがしやすいと嬉しかったです。

静止画(写真)のクオリティは、おまけ感覚
静止画のクオリティとしては
Sonyのα7IVのようなフルサイズの一眼カメラの方が上です。
A1でも静止画は可能ですが、
魚眼レンズの特性上歪んだりしたりなどあるので
あくまで360度で高画質に直感的に撮影できる
おまけ感覚で写真撮影できるものと思ってください。
カメラの人物認識能力
高い要求での不満になってしまうかと思いますが…
自動認識機能の中で認識して追従する時、
ドローンが真っ直ぐ、ややナナメの
移動なら問題ないのですが
速い強い横移動には弱く
簡単に自動追従が外れてしまいます。
また緑生い茂る場所で、人物の追従をする時に
自分の服装が地味な色(黒い服、緑系の服)を着ていると
自動追従の設定で人物を特定することができず、
かなり人物に近づかないと認識してくれないので
まだまだ細かな設定や要望は難しいと感じました。

それでも僕がA1を手放せない「理由」
データは重いし、認識が甘い。
そんな弱点がありながらも、
なぜ僕はA1をいいと思っているのか。
その理由は、他のドローンでは
絶対に代替できないものがあるからです。
後からカメラワークを決める「リフレーム」が超便利
通常のドローンであれば、
「機体を前進させながら、滑らかにカメラを右に振る」といった
高度な操作が必要になりますが
A1は360度全方位を勝手に録画してくれているので、
飛行中は操縦に100%集中できます。
動画を撮影している時は、ある程度焦点を合わせて
ただ機体を周回させて撮影をしておけば
帰宅後の編集ソフト上のカメラワークの設定で
後から自由自在に作り出すことができるので
高度な飛行操作が技術がなくても
「撮影の失敗」という概念がなくなり、
撮影のプレッシャーが軽減され、本当に便利です。

VISIONゴーグルによる「鳥になる没入感」
過去の記事でもVISIONゴーグルを装着して、
目視外飛行を行った時の衝撃は今でも忘れられません。
※適切な手続きと補助者を配置した上での安全な飛行をしてください。
スマホの画面を見ながら飛ばす
ドローンとは文字通り「次元」が違います。
自分の手首の動きと視界が完全にシンクロし、
時速数十キロで空を駆け抜ける感覚は鳥になった感覚です笑。
高額ドローンの価値は十分に回収できているかな…と思います。

アクティビティとの親和性が高すぎる(パッキングの自由)
機体自体のスマートさと
コントローラーのコンパクトさのおかげで、
持ち運びのストレスが少ないです。
Canyonのロードバイクで峠を攻める時も、
フレームバッグやサドルバックなどにも
頑張れば収まる…?くらいのサイズで
バックパックにポンと放り込んでおくだけで
持っていけます!
日本の法律的に事前申請、事前確認が必要ではありますが
旅先で空撮したい時に、サッと取り出して
数分でフライトを開始できて、圧倒的な機動力こそが、
お出かけの頻度を増やしてくれるアイテムです!
結論:あなたはどっち?「買うべき人」と「見送るべき人」
最後に、約3ヶ月間使い倒した僕からの
最終回答として、この記事を読んでいるあなたが
どちらに当てはまるかを明確に切り分けます!
❌ Antigravity A1を「見送るべき人」
- 空撮の目的が「綺麗な風景写真(静止画)」の撮影である人
- PCのスペックが低く、重い動画編集をする予定がない人
- 旅先でただ1〜2回、定点で記念撮影ができれば満足な人
こういった方は、DJIのMiniシリーズなど、
10万円前後で買える軽量・高画質なドローンを選んだ方が、
コストパフォーマンス的にも、
その後の運用面でも絶対に満足できます!
⭕ Antigravity A1を「絶対に買うべき人」
- Vlog、MV、YouTubeなどで誰も見たことがない
シネマティックな映像を作りたいクリエイター - 操縦の練習にあまり時間をかけず、
初日から直感的にドローン空撮を楽しみたい初心者 - ロードバイクや旅行など、アクティブな趣味に
ドローンを最高の形で融合させたい人 - 空を飛ぶ没入感という
究極の非日常体験に投資したい人
もしあなたがこちらに1つでも当てはまるなら、
Antigravity A1は、あなたの期待を
120%超えてくる最高の投資になります。
あなたも、もし興味があれば「空飛ぶ鳥」を手に入れて、
新しい視点の世界へ飛び出してみませんか?
全10回にわたるAntigravity A1のレビュー連載、
最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
この記事が、あなたのドローン選びの参考になれば幸いです。
それでは、また次のガジェットレビューでお会いしましょう!
スズミチでした。
ではでは。

